手術はどんなふうにするの?                                                                

術前検査 手術までの準備として、眼科検査(他に視力に影響する病気がないか・目の機能に関する検査と眼内レンズの度数決定)、血液検査、内科等へ全身状態と内服薬の確認、手術の説明(ご家族の方とご一緒に)、術後感染防止のための目薬を点眼(手術数日前から毎日)します。
当日準備 内科等のお薬はいつも通り服用しておいて下さい。(ただし、中には内科の先生の指示で当日あるいは数日前から服用を中止する場合もあります)。手術当日は瞳孔を開く目薬や麻酔の目薬を点眼します。
手術室へ 手術衣に着替え、帽子をかぶって手術室に入られたら、血圧や心電図測定、感染予防の点滴注射を始めます。
消毒  洗眼・目の周りの消毒をします。この時、薬がしみることがあります。
麻酔 お顔の上に清潔な布をかぶせますが、通気性があるので心配はありません。息苦しいようでしたら、無理をせずお声をかけて下さい。麻酔の注射を少しします。
手術 目はご自分でも動かせることができますが、顕微鏡で見ながらする精密な手術ですから、急に目や頭が動くと危険です。咳が出そうになったり何かあれば必ず前もって声をおかけ下さい。
手術中は灌流液という水を使いますので、水が流れている感じがします。
術後 手術が終わったら眼帯をして30分ほど回復室で静養後、特に目の痛みや体の状態に異変がなければ帰宅となります。翌日の診察までは眼帯のままですので、車やバイクの運転はできません。


 手術の説明

水晶体を包んでいる水晶体嚢の前部を丸く切り取ります。
水晶体嚢と皮質の間に水を吹き込んで分離した後、核を超音波で粉砕して吸引します。場合によっては核を圧出して取り除くこともあります。
次いで、周りに残った皮質を吸引すると白内障の摘出は終了です。
残った水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入します。



                                 

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